汚い騎乗フォーム




ハッと目をひく騎乗姿勢の綺麗な3人。




3騎手ともに高知競馬のこれからを引っ張っていく若手のホープ
なにせ身体が柔らかいしバランス感覚が良い。
追いもシッカリしている。
やはり師匠からそういった騎乗フォームなどについて厳しく指導されているのでしょう。





ところでオーストラリアでは、競馬中継は基本的にカメラは1台のみ。
そのため常に「引き」での画面となり、馬と騎手にカメラがズームに寄っていく演出がされることはありません。




日本で、高知競馬で騎乗してみて、はじめて「寄り」で自分自身の騎乗フォームを見てみたんだけど、





それを見て愕然とした。
なんというか、まぁ硬い!の一言。
静止画像では分かりにくいけど、動画で見るととにかく動きが硬くぎこちなくて、こんな醜いフォームで乗っていたのかと失望した。




し、しかしね、騎乗フォームが汚くてもG1を勝ちまくるジョッキーはいるし。
騎乗フォームが美しいとか、追い方がカッコイイとか、ムチの持ち替えが速いとか…、そんなことはハッキリ言って騎手の自己満足。
ジョッキーにとって本当に大事で必要なのは、勝負勘であるとかもっと別なところに…




などと開き直ろうとしていたところ、とある高知のベテランの騎手から




「森田君はやっぱりいろいろと気にしすぎ」
「そういう気持ちが騎乗フォームにも表れている」
「全体的に重心が後ろにかかりがち」
「それが引っ掛かったりリズムを崩す原因にもなっている」




というアドバイスを頂いて、目の覚めるような思いをした。
人馬一体とはほど遠い騎乗フォーム。
そら馬は走らんわ。
騎手に必要な要素というのは沢山あるけど、馬なりで人馬一体となってレースを進めるのは最も基本で大事なことではないか?




だいたい、馬群がギッチリで荒っぽいジョッキーも多いオーストラリアと違って、高知競馬の騎手は技術も高くフェアなので、レース中は周りをキョロキョロする必要も無いし馬との呼吸に集中できる。




馬ナリ、人馬一体、ということを意識しつつ乗った結果、



まぁ少なくとも以前のようなぎこちないフォームは解消されつつあるように思います。
成績のほうは上がってないけど。


ここまで2着9回、3着9回に対し、わずか1勝という極端な勝負弱さ。
あと残すところ2日、最後にもうひとつ勝てるでしょうか。
調整ルーム入ってまいります。




メザニン 2着
http://www.oddspark.com/keiba/ArchiveMovie.do?calYYYYMM=201601&raceDy=20160111&opTrackCd=55&raceNb=9&sponsorCd=29&bitrate=3


ヨアケ 2着
http://www.oddspark.com/keiba/ArchiveMovie.do?calYYYYMM=201601&raceDy=20160117&opTrackCd=55&raceNb=12&sponsorCd=29&bitrate=3