クソ強メンタルなジョッキー達
ジョッキー
スチュワード
ジャッジ(裁決委員)
騎手学校の教官
スターター
ゲート係員
獣医
救急隊員
ドクター
メディアクルー
実況アナウンサー
…など総勢30名ほどがチャーターした航空機に乗り込み、遠方の競馬場へと向かいます。
これがオーストラリアの田舎競馬。
現地にはほぼ馬しかいないので、競馬関係者は飛行機で“当日輸送"というわけです。
飛行機が空港へ到着すると、すぐに送迎バスへ乗り換え競馬場へと向かうわけですが、レース前だというのにキャッキャ♪とテンションの高い若手のジョッキー達が、
「ヘイドライバー、そこのデリでちょっと止めて!スナックを調達してくるわ。」
だと。
なんて奴等だ。
第1レースまで2時間以上あるので、腹が減るのは分かるが。
このバスにはスチュワードやお医者様といった御偉方も同乗されているというに。
約10分ほどバスを待たせて、チキンやチップスだのを頬張りつつ戻ってくるこやつ等の神経の図太さ、メンタルの強さといったら。
ちなみにワシは体重がギリギリなのでそんなもん食べてる余裕はもちろん無い。
競馬場に到着するやいなやすぐにサウナスーツを着こんで走って最後の1kgを絞りにかかる。
試合前のボクサー並みに絞ってキリッとして「よし準備完了!」と気合を入れたそのとき、役員が来て
「Maki、55㎏乗れるか?どうやらK騎手が体重オーバーなので第3レースは騎手変更だ。準備しておいてくれ。」
それは構わんが、Kちゃんはさっきスーパーでチキンだのチップスだのを調達して食べてなかったか?!
それで体重オーバーとかナメてるにも程があるだろ。
そしてふと前を見ると、ジョッキーとは思えないブヨブヨのビール腹体型をしたC騎手が
「こんな田舎の開催じゃ0.5㎏オーバーくらい余裕っしょ。俺も今日は57㎏以下は乗れん。」
などと言いつつケータリングのサンドウィッチをパクり。
あんたらね、西谷騎手に謝れ。
JRAでは昨年、有望な若手だった西谷凛騎手が減量苦で引退に追い込まれたというニュースがあったばかり。
このオーストラリアのユルさ、適当さは考えられん。
そら地全協も二流三流のオージー騎手を締め出すわ。
しかし、この人らのクッソ強いメンタルだけは見習いたいものですな。
相変わらずの3着病で、今年まだ未勝利のMaki Morita。