サルも木から墜ちる

返し馬で落馬しました。
パドックを出てキャンターおろして100mほど行ったところで、何を思ったかウマが急に外ラチに向かって爆走、


「えや〜っ、ぶつかる!!」


と思ったら、ラチに激突する数メートル手前で遠心力によって振り落とされ、馬はそのままラチに正面衝突、こっちはラチの下を滑ってくぐり抜けて行きましたとさ。
おかげで真っ白なシルクが泥と芝生でブラウン緑茶色グリーンに染まりました。
ついでに肩も強打しましたが、遊園地で子供サービスでコケて頭部強打する時と同様、痛い痛いなどとわめいていられません。
放馬したウマをすぐに捕まえてそして馬体検査。
こんなウマ乗りたくない…とも正直思いましたが、獣医の診断は異常ナシ。
そのままレース出走することになって、結果は2着。
レース前のそのちょっとしたマイナス心境が勝敗を分けたのかな。
勝ったのはタバコの似合う女の子T・ザンカー騎手で、こっちがびっくりするくらいの凄い気合いで外から追い込んできたからな〜。
ここんとこ冷静に落ち着いて乗れるようになってきたのはいいけど、デビューした頃のようながむしゃらさ、勝ちたい!という執念が薄れてるのかも、と反省しました。
優等生になろうとしすぎてるんかな。
ちなみにmaki-moritaはこれまで騎乗停止はデビュー年にやった一度のみ。