最後の馬がゲート入りするまでは適当に遊ばせておいて、スタートの直前に手綱を軽くクイっと引いて合図し集中させる。
これだけで好スタートは切れます。
出遅れることは殆どない。




…はずなんだけど、実際はいろいろと問題があってですね。
いちばん困るのは、スタートの体勢が整ったときに




「あぁっ、ちょっと待ってくれ!!」




などと叫ぶジョッキー。
まぁ、誰かというと見習いの騎手に多いんですけどね。
もうこれは反則だと言いたい。
一頭の馬が多少チャカついたためにスタートが数秒延ばされると、その間に他の馬もソワソワと動き出すのよ。
馬がピタっと集中して静止してくれるのは、だいたい2秒か3秒なんやから。




これはスターターにも問題があるわ。
シティやプロビンシャル開催の中継を見てると分かるけど、最後の馬がゲート入りすれば間髪を容れずスタートが切られます。
立ち上がったり潜ったり、よほど体勢が不利な馬がいない限りは、ジョッキーが「あっ待って!!」などと叫んでも無視されます。
そんなんでいちいち止めていては、いつまで経ってもスタートできない。




カントリーのスターターはどうしてジョッキーにわざわざ確認を取るのかね。
自分の目で確認して、大丈夫と思ったら迷わずゲートを開くべき。




なんで怒ってるのかというと、こないだの開催で出遅れたからです。
自分が「ちょっと待って!!」と叫んで立て直すのを待ってもらえば回避できたんだろうけど、あえて黙ってました。
まぁそれはしょうがないんだけど、その次の最終レースでは相変わらず「あっ、待って!!」などと叫ぶ輩がいてもうウンザリ。
なんか自分だけが損してるみたいやんか。




スタート体勢が整えば、みんな一刻も早くゲートを出たいんです。
時間が延びればそれだけ危険な要素が増えます。
勝ち負けよりもまず安全にレースを終えること、と口酸っぱく教官から言われてることは、ここにも当てはまるんですよ。
お前の馬の体勢がちょっと悪いからといってゴタゴタわめくな、スタート時間を延ばすな。
自分勝手すぎる。