アッパレ問題児、フジヤマ!

素晴らしいスタートをきりました。






WA初騎乗でいきなり騎乗停止。






…さすが北の無法地帯からやって来た暴れん坊将軍を自称するだけのことはある。
しかし、アレで騎乗停止処分かいな。
正直びっくりした。
馬が悪癖を見せただけで、こっちはベストな対処をしたつもりやってんけど…、運が悪かったんやな。
すると、その判決に激怒したのがウチの調教師。




「騎乗停止?…あり得ん!!」




やっぱ、やっぱそうですよね、ボス。
そう言ってくれて、こっちはいくらか救われた気分になれたんやけど、ボスの怒りはどうやら本気で、書面にて正式に上訴すると言い出したのです。
い、いや、何もそこまでは…と止めるように言ったけど、彼聞く耳持たず。
帝に逆らうというのがどれほどのリスクをもってるのか、自分はたぶん半分も理解してないやろうけど、非常に稀なことであるのは間違いない。
判決が不服でも、98%のジョッキーはしょうがない、と諦めるものだから。
そういえば、ちょっと前にクイーンズランドで日本人ジョッキーがやはり競馬会の判決に抗議してたっけ。
どうして日本人はこうトラブルメイカーな奴ばっかりなんやろか。
まぁ上訴の結果がどうであれ、自分もこれで「問題児」の烙印を押されるのは間違いないこと。
WAに来て早々、風当たりキツいなぁ。



何だかんだ言って、それでもボスには感謝してます。
厩舎に来てまだ1週間しかたってない新入りの自分を、ここまでしてかばってくれるんやからな。
期待に応えられるよう頑張りますわ。