愛が見えない もうこれ以上ゲートの中 待てないわ

シドニーティー転厩3戦目、状態は目に見えて良くなっています。
普段はおとなしい彼が、調教中でも尻っぱねをするなどヤンチャな所を見せていたし、実際に返し馬の感触も抜群。
だから単勝人気は下から2番目ながら、ひそかに一発を狙うぞと気合いが入りました。
勝てば友駿のHPに写真が載るかも、というわけで余計に気合い。


さぁしかし問題のゲート。
前回はロケットスタートを決めたものの、たまたまタイミングが良かっただけで、実際は何度も何度も立ち上がるといった悪癖を見せていたのでした。
しかし今日は最後から2番目のゲートイン。
馬がシビれを切らす前に扉が開くといいな…というわけで祈るような気持ち。
しかし手綱を通して馬がだんだんソワソワしてきてるのが伝わってくる。
早くしろ〜!


そして、まさにスターターがボタンを押し、ゲートが開いたその瞬間、

だーーー

っと立ち上がったのでした。
3馬身出遅れ。
悪夢。
あと1秒早ければ。
もしくはあと1秒遅ければ、スターターがそれに気付いてゲートは開けなかったでしょう。


逃げるはずの馬が出遅れたわりには隊列は縦長で、不良馬場としては速いペースでした。
出遅れたシドニーティーは後方2番手という予想外のポジション。
しかし以前から練っていたように、後方待機で3角からのロングスパートも作戦として面白いと考えてたので実践してみることに。


残り約700mの地点、他馬がまだ手綱を絞っている中スパート開始。
しかし、やはり反応が無い。
手綱をしごいて何とか上がって行こうとするも、なかなかギアをチェンジできない。
それでも少しずつ少しずつ4角が近づくにつれてスピードが乗ってきた!
先頭からはもう4馬身ほどの位置まで来ている。
そして直線、不器用な馬だけに前がつかえたりすると致命傷、てなわけで広い大外へシフト。
4角の勢いそのままにぐんぐん伸びる!
一瞬「もらった!」と思ったが、そこは小回りストラス。
直線に向くと、あっという間もなくゴール板なんですね。
結局1馬身半差の4着でした。
1馬身半差。
出遅れてなければな〜。
なんであと1秒辛抱できなかったよ〜!?

まぁ良かった点としては、逃げなくても競馬ができるという新しい面を見せてくれたこと。
そしてやはり重馬場は得意だということ。
今日も乗っていて不良馬場だということを忘れるほど力強く、全く問題なく駆けていました。
何より、後方2番手でずいぶん泥を被ったのに、怯むことなく集中力も切らさず走れたのは意外でした。
これは収穫。
雨の多い今の時期になんとかチャンスが回ってこないかな…。
調教師によると連投で来週水曜に出走予定。
直線の長いバラクラーヴァ競馬場なので、今度こそ差し切ってみせる!!