自宅の洗濯物干しに吊るしっぱなしになっている、婦人用のハイソックス。
ウチの奥様のではなく、自分の持ち物です。
取り込まずにずっと放置してるのには、つまらん理由があるんですわ。





ところで上の画像はコアな競馬ファンならお分かりでしょう。
騎手のブーツトップとレギンス(またはレギングス)の色の組み合わせ。


武豊騎手のパープル×パープルはもうお馴染み。
熊沢騎手ももう20年近くイエロー×グレイでお決まり。
福永騎手のマルーンというかえんじ色のレギンスもようやくトレードマークとして定着してきた感があります。



新人でデビューする騎手はおそらくみんな、このレギンスとブーツの組み合わせパターンをどうしようかと悩んでるはず…、です。
無難にブラック×ホワイト/ベージュでいくか、思い切ってポップなカラーで個性を出してみるか。
あるいは「気取ってんのかコラ」と冷やかされること必至で勇気が要るが、武豊を真似てパープル×パープルで攻めてみるか。




Maki Moritaの場合は、もうデビューするはるか前に、ダークブラウン×ライトベージュでいく、と決めていました。
デビュー前というかオーストラリアに来る前の一般競馬ファンだった頃からすでに。
だって新人がヘタにポップなカラーをつけると、やたら田舎臭くヘタクソっぽく見えるので。
自分はジョッキーという職に強い憧れがあったからこそ、ジョッキーらしいクラシックな着こなしで行きたい、との考えで。



90年代のトレンドであったブラウン×ベージュは、2000年代に入ってブーツトップはブラックが主流になりました。
アンカツさんや石橋守さんなど一部のベテランをのぞいて、ほとんどの騎手がブラックのブーツへとシフト。



今なおヨーロピアンスタイルな海老茶のブーツを愛用しているのが、田辺騎手と吉田豊騎手。
おそらくフランキー・デットーリに憧れているとか、何かこだわりがあるのでしょうか。



2010年代に入ってからはレギンスもブーツもブラックにする若手が増えてきた。
川田将雅吉原寛人御神本訓史、トミー・ベリーなどという、時代を行く若手のスターはみんなこれ。
Maki Moritaも今年から密かにレギンスをブラックに変えました。
足がシュッと長く見えるしね、オールブラックだと。





…で、あの外に干しっぱなしにしてるのは、レースでレギンスとして使う用ですよ。
濃いベージュではカッコ悪いので、天日にさらすことで脱色させようとしてるんです。
あと1か月ほど放置しとけば、ええ感じの薄いベージュの色合いに仕上がるでしょう。
なぜ薄いベージュでなきゃ嫌なのか、そのへんはジョッキーにしか分からんヘンなこだわりなんです。
わかって頂けますかね、奥さん。




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