森の厩舎便り vol.5


プリンスナーベ 牡3 新馬




アプレンティス期間もいよいよ残り1か月あまり。
決めなきゃならん時が来たようです。
まず大きな選択肢2つ。




騎手を辞める
騎手をつづける




辞める場合も、オーストラリアに残るのか、あるいは日本に帰ってお嫁さん探しをするのか、はたまたドバイやらヨーロッパやら各地をふらふら放浪して、将来は調教師を目指したりなどという選択肢があります。
いずれにしても、レースという危険なモノから身をひけるし、無理な減量の心配もなくなり、自分のカラダのことを思うなら今、歳をとりすぎないうちにスパっと辞めるべきなのかなぁと考えます。




でも最低あと一年、30になるまでは続けたい。
というわけで行動は早めに取ります。
今の現状をみても、競争の激しいここパースでやっていくのは難しいと判断、来週末には北のジェラルトンへ拠点を移します。
競馬の開催日以外は、昼間に他の仕事をすることになるので、どんな職につこうかなども考え中。
華やかな一流ジョッキーの陰で、日々の生活のために懸命にムチを振るうブッシュジョッキーの仲間入りというわけですな。




長くなりましたが、写真のハンサムな彼はプリンスナーベ。
今週日曜にmaki-morita鞍上でデビュー予定。
おそらくこれが、ウチのボスの馬に乗るのは最後の機会ということになるので、今までの恩返しという意味でもベストを尽くしたい。