TRAIN TRAIN 走ってゆく


競馬場の歓声を遠くに感じながら、ひとり貨物の線路脇をひた走る自分。
さすがに情けなくなったね。



今週厳しいのは分かってたから、レース二日前からサウナで汗取り。
当日は競馬場まで片道3時間、車のヒーター全開で車中サウナ。
競馬場に着くなりトラックを軽く3周。
かる〜く3周のはずが息ハアハア。
リク部引退して10年経ちますからね。


まぁしかしこれだけ汗かけば大丈夫でしょう、と体重計に乗ってみたらぎゃーーーー
ーーーー
ーーーーまだ300gオーバーしてるやんか!
しかしとりあえず最初のレースに乗らなあかん。
急いで準備してレースに騎乗。


体重が問題なのは第6レース。
それまで時間はある。
てなわけでもう一度厚着、競馬場を飛び出して貨物線の脇を走ることになったのでした。


ほんま惨め。
走りながらいろんなこと考えたね。
昔の思い出、デビューした頃のこと、ARIの頃、高校時代…。
そういやNカ君は今なにしてるんやろ……ふとそんなことを考えた時、足はもうクタクタ。
汗もにじみ出して来てたので引き返すことに。


そして緊張の瞬間です。
おそるおそる体重計に乗ってみます。




…………うわっ!微妙!きわどい!微妙!




僅かにアンダーのような気がせんでもないけど、これは認めてくれんかもしれん…。
つうわけで最後の手段に出ました。


髪きります。


バッサリいけば0.5メモリくらい下がるでしょう。
ジョッキールーム内で断髪式敢行。


そして迎えた第6レースの検量。
係のおっちゃんは体重計を見るなり


「んーーーーーーーー…」


と言っている。
どないやねん!
セーフやろ!?
頼むわ!
と目で訴えかけると、


「ん〜〜〜〜オッケーでしょう…。


やたっ!
セーフ!
だー助かったわ〜。
こんな遠い競馬場まで来て、乗れずに罰金だけ取られるなどという事態は免れましたとさ。


久々に10km以上走ったので、今日は足痛いわ。