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カイソウ
バンブーアトラス
カツラギエース
サクラスターオー
タマモクロス
アラホウトク
ノアノハコブネ
ロジータ、イナリワン、ドクタースパート、ウイナーズサークル、アイネスフウジン、エイシンサニー、ミヤマポピー、サンドピアリス、キョウエイタップ、イソノルーブル、ダイタクヘリオス、バンブーメモリー、バンブービギン、イブキマイカグラ、レオダーバン、コガネタイフウ、オグリローマン、ビワハイジ、マーベラスクラウン、マーベラスサンデー、イシノサンデー、ヤマニンパラダイス、ミッドナイトベット、シルクジャスティス、マチカネフクキタル、キョウエイマーチ、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、アブクマポーロ、サイレンススズカ、エアジハード、トロットサンダー、マサラッキ、キングヘイロー、ファビラスラフイン、アローキャリー、チアズグレイス、ティコティコタック、エイシンチャンプ、エイシンプレストン、メジロベイリー、ネオユニヴァース
ジェンティルドンナ
メイショウマンボ
ヌーヴォレコルト
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思い浮かんだのを挙げてみた、
メンコを着用してG1(級)レースを買った馬たち。
歴代のダービー馬の写真を眺めてると、いちばん最初にメンコ着用が確認できるのは、戦時中のカイソウから。
日本競馬史におけるメンコ文化というのはかなり古くからあるようで。
知り合いの調教師に頼まれて、日本製のメンコをジャパンギャロップスインポーターでオーダーしたのが届きました。
オーストラリア製のは耳の部分がライクラ製でフニャフニャしててフィット感がイマイチなうえ、ズレやすいんだそう。
日本製のは耳の部分がシュッとしてカタチを保ってますね。
オーストラリアでも調教でメンコを着用させる調教師がここ数年でだいぶ増えたように思う。
ただし、実戦のレースではほとんど使わないけど。
「この馬いつも調教でメンコ着けてるけど、外すとどうなるんデスカ?」
と、自分が見習いのころ何気なくそう聞いてみたら、
「だったら外して乗ってみろや。」
とボスが言うのでメンコ外して追い切ってみたら、まるで別馬のようにモノ凄い手応えで好タイムを出して帰ってきた。
「速すぎ」と怒られたけど、メンコの有る無しでこんなにも違うのか〜と実感。
馬をおとなしくリラックスさせる効果は抜群だけど、なるほどレースでは装着する馬は少ないわけだわ。
むしろブリンカー着用で気持ちをグッと前向きにさせる。
日本の競馬を見ていると、先日の天皇賞ではスタート直前に耳覆いを外したゴールドシップを除くと、メンコ装着馬はクリールカイザー、タマモベストプレイ、ウインバリアシオン、アドマイヤデウスのわずか4頭。
ひと昔前と比べるとだいぶ減ったように思う。
藤澤調教師をはじめとして開業前に海外研修などするようになって、そのあたりの意識や考え方がここ10年20年でだいぶ変わったんでしょうかね。
ちなみにゴールドシップの母父が勝利した25年前の天皇賞春では、メンコ装着馬はタイイーグル、ホワイトストーン、ダイコウガルダン、カリブソング、ミスターアロマック、マルカロッキー、キリサンシー、ショウリテンユウ、バンダイロード、トーワタケシバの10頭と、実に出走馬の半数以上。
ほんとうにメンコが必要だった馬ばかりだろうか?
実はメンコを外せば走りが一変した馬もいたんではないか?と勘繰りたくなる。
タイイーグルとかけっこう図太そうな印象やったけどなぁ。
ところで先日、ジョッキーMaki Moritaはめずらしく1日に2勝する活躍をしたんですが、その一方で1番人気を着外に飛ばすという様式美も披露。
その馬がメンコを着用してたので、レース後すかさず
「コレ外したほうがようないですかっ?!」
と食い気味にコメント。
特にイレ込んでる様子もないし、まるでヤル気を見せず後退してしまったのでつい。
自分の技術不足を棚に上げてメンコのせいにするとは…。
しかし気まぐれに復帰して以降、こうしてコンスタントに依頼を頂けるようになったのは嬉しいことです。
「あ、Maki Moritaってまだ現役だったんだ。」と調教師の方々に認知されれば依頼は来るし、需要はあるのかなと、自信の回復にもなりました。
もう少しジョッキー、頑張ってみるかな。