いまだにジョワドヴィーヴルジェンティルドンナの区別がつかないし、気がつけば三冠馬オルフェーヴルも引退していたようだし、名前の知らないジョッキーはどんどん出てくるし…。
あまりに日本の競馬に疎すぎる…これではイカンと思い、某あなたの管動画サイトにて、昨年の主要なJRAレースをざっと観ました。




職業柄どうしても馬よりもジョッキーのほうに目が行ってしまうんやけど、そこで感じたのは「どうも最近のジョッキーは馬上で動きすぎないか?」ということです。
手綱捌きなど、どうにも荒くて雑に見えます。




おもに4コーナー回った直後。
さあここから! 馬が手前を変えてさあここから伸びるぞ! というときに必要以上に手綱をしごいて馬を真っすぐ走らせられていないケースが目立ちます。
やたら手綱をガチャガチャ動かしてなかなか伸びる体勢をつくれないのは、ジョッキー自身がバランスを取れてない証拠。
横山典、福永、武豊ジョッキーといった長年リーディングの上位におられるベテランは、最低限のアクションでスムーズに馬の脚を伸ばしているのに。




自分自身、上に挙げたジョッキーのようなスマートな騎乗というより、ズブイ馬をなんとか動かそうと頑張るタイプだったので分かるけど、やっぱり激しく追いながら真っすぐ走らせるのは難しい。
脚を使うために重心をやや下げて上体を起こすと、それだけ手綱は長くなるのでコントロールも大変。
相当な技術とバランス感覚が必要です。




ここ数年、海外や地方からやって来た腕っぷしの強いジョッキーがG1レースを勝ちまくり、川田将雅騎手の命名した「シッティングプッシュ」スタイルが流行るなど、JRAの若手もいろいろ研究して頑張っているようですが、まずは真っすぐに走らせるのを心がけないとね。


かつてコスモバルクが何度もG1レースで斜行して、他のジョッキーが激昂するようなことがあったけど。
追い方が荒っぽいジョッキーはどうにもフラフラしがちなので、その横にスペースが開いたとしても突っ込んで行こうか躊躇うわ。(そういう意味では有効な乗り方か?)




昨年のG1でいえば、誰とは言わんけどフラフラして迷惑をかけた挙句、ゴール後にガッツポーズなどされるとね、周りのジョッキーはカチンときますよ。
まあ競馬に詳しい方なら、昨年のどのレースのことを言っているのかは分かって頂けるでしょう。