悪夢

今朝の追い切りで、乗っていた馬が突然故障し転倒しました。




競走馬に乗る仕事をやっている限り、これは覚悟しておかんといけないことですが。
でもあのガクっ ときてから崩れ落ちるまでの、その1秒足らずの悪夢のような記憶は、忘れようとしてもすぐに頭に蘇る。




今日のことで何より辛かったのは、その馬の調教師が目の前で苦しむ愛馬を見て号泣してしまったこと。
こういうとき、気持ちのドライなベテランおやじ調教師なら




「あーもう馬のことは忘れろ、しゃーない。それよりお前怪我なかったか。」




で済んでしまうんやけどね。
馬に悪いなと思いつつも、こっちも気持ちを切り替えて行ける。
でもまだ開業したばかりの若い女の子調教師には、これは辛すぎたね。




RIP Alfie







馬が一頭命を落としたと言ってる横でこんなこと報告するんは気が引けるけど、投げ出されて落馬したときに自分も鎖骨を骨折しました。
本日のレース騎乗はもちろん乗り変わり。
手術する必要はないとのことですが、復帰までしばらくかかりそうです。