ほんとだねー、すごいよねーお馬さんは。




というわけで、SaGa Frontierの一部会話シーンでした。
今年はボーっと朝からサガフロやってたら、いつのまにか元旦終わってた。
一年の計は元旦にありというけど、今年もこんなふうにボーっと無意味に時間が過ぎていくんかな。




そして明日は競馬開催。
新年一発目ということで気持ち良く挑むために、今日はギアの手入れとチェックをしときましょう。
まぁ これはいつもやらなきゃいけないことですが。
あの武豊騎手は道具をとても大切に扱うことでもよく知られていますね。






GOGGLES

ゴーグルは、レンズに傷がついてきたな…と感じたら迷わず捨てる。
勿体ないとか思ってると命取りになる。
特に逆光時はレンズがクリアーでないと危ない。
レンズの色はお好みで。スモークだろうが透明だろうが赤だろうが大差ない。




HELMET

「製造されてから5年以内のもの」というルールがあるので、古く痛んだヘルメットを被ってるジョッキーはいない筈。
調教用とレース用2つ持ってるけど、どちらもまだ新しいので大丈夫。
New Derbyというお手頃価格でおなじみのブランド、コスパを考えるとこれで十分。
2009年のモデルチェンジで通気性がだいぶ向上しました。





こちらはトップジョッキー御用達のGPA jock-up.1
全面カーボンで軽量。
通常の3倍のお値段ということで、あっしには手が出ません。

頭へのフィット感を求めるならイタリアのLASブランド。
頭が正円形の人でもスッポリ入って問題なし。
ただしハーネスの位置がやや前にあるため閉塞感があるかも。
とくに夏場は暑く感じる。




WHIP

短くてよくしなるムチを好んで使ってます。
硬いムチはどうも振りにくい。
ズブくて反応の鈍い、とくに長距離馬に乗るときは重くて硬いムチを使ったりはするけど。
いちおう何種類かタイプの違うのを揃えとくほうがいいかも。
安田記念を勝ったプレブル親父のブランドPersuaderなら、長さとしなり具合をオーダー時に細かく指定できます。
オプション($11)でゴルフグリップにすることも可。




GIRTH & SURCINGLE

腹帯。
ちょっと痛んできたなと思ったら、消耗品と割り切ってすぐに捨てる。
調教師によって好みがあるのでオールイラスティックとダブルイラスティック2種類、馬に合わせて長さもいろいろ用意しておくと検量の際にバタバタ慌てなくて済む。
馬の負担を軽くするために、できるだけ接地面積の広い(幅の広い)ものを選びます。




GIRTH CHANNEL

馬の腹は敏感な部分なので、腹帯の下にこれを敷いて負担を減らします。
とくに若馬や牝馬には必須。
素材はいろいろあるけど、耐久性から圧縮スポンジ一択。(写真はUSA light weight)
他のものはすぐに破れて使えなくなる。




BREAST PLATE

鞍ズレ対策として、オーストラリアのほとんどの騎手が使用。
別になくても構わないので、体重がヤバイときは真っ先に取っ払うパーツ。
軽いものと重いものを用意しておくと斤量の微調整が捗る。




STIRRUPS
愛用してるのはすべてプラットフォーム型。
左から日本からの輸入カーボン製(130g)、Persuaderアルミ製(200g)、ZILCOのスティール製(260g)。
斤量によって使い分けます。
ZILCOのはサンドペーパーを張っただけという造りなので、定期的に自分で補修しないといけません。さすが安物。




STIRRUP LEATHERS
レース中にこれが千切れるとシャレにならん(一度経験済み)。
なので、少しでも古くなってきと感じたら迷わず捨てて新しいものと交換。
ケチってるとこれも命取りになる。




SAFETY VEST

現行の豪州規格で最軽量のRacesafeベスト(右)と、800gと重たいVIPAベスト(左)。
荷物が嵩張るけど、レースに2つ持っていくと斤量の調整が捗る。
VIPAはグレッグ・チャイルズ監修で、体のフィット感が良く、腰の部分が突っ張らないので騎乗した時の見栄えも良い。お気に入り。




GLOVES

グローブといえばKEIKOさんは順調に回復し退院もされたようですが、こちらは手袋。
レースブランドものは高価なうえに機能的にも(?)、だったりするのでここは日本製の作業用手袋をチョイス。
ペンギンエース社のノンスリップライト、富士グローブ社のPUという合成皮革素材ものがオススメ。
高い耐久性と、強すぎない適度なグリップ力が魅力。
自分以外にもこれをわざわざ日本から輸入し愛用するオーストラリア人騎手は多数。
*ペンギンエース
*富士グローブ




BREECH

上から芝のレース用、ダートレース用、軽量(90g)の薄いやつ、雨天用。
ダートに騎乗すると汚れがひどくて、染み抜き剤で念入りに洗ってもすぐに黄ばむので、芝用と使い分けてます。
あと、名前ロゴがMORTIA(モーティア)になってるのは気のせい。



BOOTS

Hyland Sportsのランドウィックモデル(右)。
柔らかめのラバーソウルで、いろいろ使った結果これが最強。
ブーツを選ぶ時は底がどういう素材か必ずチェックね。
左は減量苦の人のための軽量ブーツ(130g)。
耐久性からいうとこのPersuader一拓。
軽量ブーツのくせにかなり丈夫。
オーダーするときは必ず社長にメールなり電話なりで自分の足の縦横サイズを伝え、ぴったりフィットするものを作ってもらいましょう。




SADDLE PAD

ずらーっとベッドの上に並べてみた。左上から順に
Persuaderムーンウォーカー : 通気性の良いラバーシート。鞍ズレ防止に。
Persuaderライト : Moonwalkerの軽量版。洗ってもすぐ乾くし、丈夫で長持ち。
滑り止めシート : スーパーでも売ってる網状のラバーシート。Persuaderライトのさらに軽量版として使える。
ラバーシート : ホームセンターとかで売ってる普通のラバーシート。すぐに裂けてしまので嫌。もう使わん。
レッドバッグ : 鉛を入れる袋。
圧縮フォームスポンジ : 馬具屋やホームセンターで手に入る。重すぎず軽すぎず、中間的な存在。
高圧縮フォームスポンジ(3mm) : 超軽量。乾燥機に入れたり、天日に長時間干すと変形するので注意。
Hyland布カバースポンジ : 耐久性を考えると、裸のスポンジを使うより布カバーが絶対おすすめ。
タオル : 底に敷くと汗を吸って斤量が変わってしまうので、レースではトップに置きます。
低反発スポンジ : 豪では売ってないようなので日本から取り寄せたけど、これは調教師にかなり好評。この手触りは…


PANTYHOSE

忘れてくる奴が実はけっこう多い。
「ごめん、ストッキング余分に持ってたら1つくれ。」などと隣のライバル騎手に頼むのはけっこう恥ずかしいので、必ず荷作りでチェックをしときましょう。




(その他、バッグに入れておきたい小物集)

スクラブブラシ : さすがにタワシを使ってるのは自分くらいか
テープ&ハサミ : ちょっとした修繕に
デオドラント : 最近オヤジ臭が
日焼け止め : オーストラリアの直射日光ナメたらあかん
ベビーパウダー : ブーツの中は群れるので少量入れときます
Mr.Sheen : 汚れたブーツはこれでひと拭き
Panadol : 急な頭痛とか歯痛とか
RX-78GP03 : 大型クローアームかっこいいです





さてと、荷作りも済んだし明日に備えてはやめに寝るか。
大きな怪我なく、干されてクビになることもなく、今年も一年現役をなんとか続けたいです。




[ネット馬具屋 リンク集]
Persuader.com
International Jockey Supply
Hyland Sports pty ltd
ジャパンギャロップスインポーター