わ た し で す


さてと、問題のVTRです。
外から3頭目芦毛馬(Cutubury Cat)が直線で急に外側へ斜行、そのすぐ外にいた馬(Spirit of Menton)の進路を妨害しています。
危うく転倒しうるほどの接触があったにもかかわらず、Cutubury Catのジョッキーはなんとお咎めナシ。
理由は、馬の癖によるところが大きいことと、被害を最小に止めるための努力をしていることが認められたためです。






まぁしかし、ここで重要なのはジョッキーが制裁を受けたかどうかではなく、「降着」にはならなかったということ。
これほどにシビアな進路妨害、JRAならたぶん降着処分になってるでしょう。
でもそれが間違い。
オーストラリアや海外では考えられない。






まず、先頭から離された賞金圏外で起こったアクシデントであること。
そしてどう見ても、不利があろうとなかろうと結果は変わらず、この芦毛馬のほうが先着してたのは明らかなこと。
オーストラリアで降着が適用されるのは、賞金圏内の馬同士での、着順に影響されるインターフェアが起こった場合のみです。





ゆえに、スタート直後の斜行のために降着となったメジロマックイーンや、バテて圏外に去った馬を妨害したカワカミプリンセス降着になるのはオカシイのです。
先日のスプリンターズSも、あの不利がなかったとして、サンカルロは果たしてダッシャーゴーゴーに先着できてたか? というのは微妙なところ。
ジョッキーは制裁を受けて仕方ないけど、降着というのはオカシイ。
日本のファンもよくそれで納得できるよな。
ルールを変えようとは思わないのかな。







それにしてもこの最初のVTR、斜行は馬の癖のためということらしいけど、ビデオを見れば見るほど、明らかにこれはジョッキーの操作ミスやね。
ハミをかけてゴーサイン出す時はもうちょっと慎重にならないとイカンよ。
しかもこれ、初出走の新馬でしょ。
注意が足らないとしか。
一体どこのヘタクソや、このCutubury Catて馬のジョッキー…。