僕の愛馬は危険だよね、兄さん…

昨日負傷してしまったS・ベイリー騎手の代役を再びつとめることになりました。
運よく勝てた昨日に続いて今日も…とひそかに期待。


ところがその馬、ゲートが開くなりひたすら外へ外へと逃げる。
こっちがどんなに手を尽くしても、ひたすら外へ。
外へ外へ外へ外へ外へ。


コーナーに入ると遠心力により、さらに外へとヨレる。
もうレースどころやない。
そして4コーナーを回って直線に向かった時、ついに外ラチがそこに迫ってました。
外ラチ目がけて45度の角度で突っ込んで行くウマ。


もうアカン、て思った。


外ラチ沿いで観戦してた客が「うわぁっ!」と叫んでその場から逃げようとしたその時、馬はクイっと手前を変えて真っ直ぐに走り出したのでした。
その反動で自分は半分落ちかかったけど、なんとか耐えてゴールインしたのでした。
騎手控え室に帰ってくるなり、全騎手が


マ〜キ〜!!


と声揃えて冷やかしてきた。
いや、ほんまに、寿命が30年くらい縮んだ気がするわ…。


この金土日の3連戦、結果は12戦して1勝、2着2回、3着4回と相変わらず勝ち味に遅く、プレイス大王の称号がついたまんまになってます。
やっぱ他のジョッキーと比べてガッツが足らんな。
もっと気合い入れて行かな!