モリタ、行きまーす!

療養中のこの無限な自由時間、ひたすら読書とゲームに没頭しています。


いま読んでる本というのは浅田次郎小説「蒼穹の昴」。
Nさんから入院中に頂いたもので、一瞬頭がクラッとなったけど、読みはじめてみるとこれがなかなか。
藤澤周平とか日本の時代小説なんかはちらっと読んだりしてたけど、清のころの中国の生活ってちょっと衝撃やね。
読み終わったら読書感想文書いて提出するわ、ジャガー先生。


で、今ハマってるゲームといえば「SDガンダム・Gジェネレーション」。
子供の頃はどっちかつうと外で遊ぶ派でファミコンとかアニメとかあんまり興味なかったし、「マキちゃん、マキちゃん」で女の子みたいに育てられたから、ガンダムなんてロボットはちっとも興味なかってんけどね。
そんでこのトシになってとっついてみるとものすごく新鮮で、意外な発見も。
赤い彗星」だの「歯ぁ食いしばれ!」だの、当時クラスの男子が言ってた流行り言葉って、実はガンダムやってんな〜って今頃知った。
クールでカリスマ的存在のシャア、人間的な優しさあるエース・アムロ…、原作を知らなくてもこのゲームを一度クリアすることで、ガンダムのことはひととおり知ることができる教科書的ゲームやね。
で、やっぱり天の邪鬼というかひねくれ者な自分だから、ひととおりガンダムの基本を知ると、だんだん地味で目立たないワキ役キャラのことが気になってくる。


アムロに対抗心を燃やす凡庸な少年−
ハヤト・コバヤシ

性能の良いガンダムに乗り活躍するアムロの陰で、コクピット丸出しのガンタンクを駆って激戦を闘い抜く少年。
こういう地味な奴ほど、せめてゲーム中では華々しく活躍させてあげたい。
パラメータはアムロに遠く及ばずニュータイプでもないが、こいつを真顔でνガンダムに乗せてしまうのがマキ流。


−ヒロインに平手打ちされた男−
カイ・シデン

味方キャラとは思えない悪人ヅラ、セイラ・マスにビンタ喰らうほどのヒネくれた性格、しかしどこか悲しみを背負って生きているような面もあって、そういう所になんだか惹かれてしまう。
そしてハヤトとは違い、ワキ役キャラだというのに実はMS操縦技術はかなりのもので、インコム装備ユニットなどに乗せてやると鬼神のような強さを発揮する頼もしい存在。


−ヒロインなんてクソ喰らえ!−
カレン・ジョシュア

「何様のつもりだ!?」
「アタシは死なないよ!」
「さぁ、どんと撃ってきな!」
おしとやかさのカケラもない戦うお姉さん。
ええなあ〜やっぱこう強気なヒトに魅かれるんやな〜自分て。
温室育ちのお嬢様はあかんわ。
ちなみにこの第08MS小隊ヒロイン、アイナの決めセリフはというと
「お兄様の力になりたい…」
「なんて無謀な…」
「背負って行きましょう、二人で…」
寒気がする。


−???で赤い彗星に挑んだ勇士−
ウッディ・マルデン

ゲームクリア後に閲覧できる各キャラクターのプロフィールで、気になる一文があったので抜粋。
「ウッディ・マルデン
ジャブロー基地に所属する地球連邦軍技術士官。
ホワイトベースを守るため、シャアの乗るズゴックにファンファンで立ち向かったことで有名。」
……。
ファンファンって何!?
そんなパンダみたいな可愛いらしい名前の機体でシャアに敵うとは思えんが…。
残念ながらそのファンファンは本作には未登場、ということでウッディ・マルデンも今のところ出番なし。
シャアだけでなくラスボスにもファンファンで挑ませるつもりやったのに、残念やわ…隠しユニットとかで登場せんかな。
ファンファンというユニットについて誰か詳細知ってたら教えて。


−世にも珍しいブラコン−
オルバ・フロスト

完全な悪役キャラなので、残念ながら仲間になることはないが、コイツはどうも憎めない。
撃墜するのをどうもためらってしまう。
「うん、そうだよね…兄さん」
「僕らの時代だよ、兄さん」
「えぇっ、そんな……兄さん!?」
撃墜される時にまで語尾に「兄さん」をつける徹底ぶり。
兄なくしては何もできない彼がなんだか可哀相で同情してしまう。
自由にしてあげて。
…最後に気にくわない奴ひとり↓


ガンダム史上最低の主人公−
キラ・ヤマト

SEEDという作品自体どうも好きになれないが、コイツの女々しさというか覇気の無さは見てられん。
エールストライクが、フリーダムガンダムがいくら強力でも、艦長としてこんな奴を前線に出すなど考えられん。
初期レベルのままずっと待機させてます。
あのロン毛のダチ公(アスラン)もあかんなぁ。
もっと漢らしいヤツはおらんのか。


てなわけでここまで来ると、やはり原作を観たくなってくるものです。
ウワサに聞くあの名場面を、ゲーム中に愛したあのワキ役キャラのワキ役っぷりを、ぜひとも観てみたいもんです。
今度日本帰ったときにやることが一つ増えたな。