maki-morita2007-06-05

日本の大手馬主クラブである、友駿HCの馬がやって来ました。

その名もシドニーシチー。

さっそく調教乗ってみると、お世辞にも乗り味が良いとはいえないモコモコした動き。
ようするに硬い。
しかし硬い=締まりが強いということでもあり、パワーは相当なモノを感じます。
力の要る馬場はおそらく鬼。

性格は大人しいけど、やや臆病。
ありとあらゆるモノに反応して急停止し、さらにやや口が効かない面もあるため当然誰も乗りたがらず、そんなわけで自分がほぼ毎日調教をつけています。
クセ馬に乗るのは見習いの仕事。

一見、不器用なイメージですが、手前などはキッチリ正しく変えるなど意外とセンスのあるところも。
シドニーからアデレードへ来て慣れない左回りとなるわけですが、問題なく対応しています。
ただし、口がきかないところがあり、少々ワンペースな競馬ぶりになりそうな感じ。
つまり溜めてしまい伸びるというタイプではなく、先行してダラッとなだれ込む競馬。

まさにそんな感じだったのが、先日の休養明け緒戦。
ウチの主戦T・ベイカー騎手を鞍上に先行しましたが、やはり前半から掛かり気味。
見ようによっては、すごい気合い乗り、しびれるほどの手応えとも取れますが、残り600m、いざ手綱を緩めてもまったく変化なし。
ムチを打っても反応なし。
他馬が瞬発力を発揮する中、まったくそのまま同じペースでゴールを駆け抜けました。
着順は真ん中より後ろ。
8分9分ていどの仕上がりとはいえ、ややガッカリな内容でした。

そして次の月曜日、マリーブリッジで叩き2戦目となる予定。
鞍上はmaki-moritaですはい。
シチーの勝負服を着れるということで、ちょっとワクワクしてます。
思いきって逃げてみるのも良いかな…
馬場状態は重か不良になるのは間違いなく、彼にとってはプラス材料。
状態も上向きだし、あとは自分がしっかり乗るだけ。
なんとか次につなげる競馬ができたら…と思ってます。