平安歌人(裏)四天王
きのうは今年はじめてジェラルトンに雨が降りました。
夕方にほんの30分ほどやけど、けっこうな量。
雨上がったあとは街全体が白っぽくぼやけて、見慣れたいつもの景色とはちがいました。
..あぁ、これってまさに百人一首のあの有名な歌ですよ。
村雨の 露も未だ干ぬ 槇の葉に 霧立ち昇る 秋の夕暮れ
---寂蓮法師
有名かつ一枚札でもあるから、百人一首やるときは大抵誰かに取られるけどね。
坊さんや姫さん、太政大臣級のエライ人の歌はあんまり好きでなかったな。
歴史に埋もれそうな地味でマイナー歌人の歌が好きだったから、ちょいと興味で調べてみたら意外にもいろんなエピソードでてきました。
[後世に伝わってほしくなかった事実]
清原元輔 ---ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 浪こさじとは
清少納言の父であり、娘に劣らず優秀な歌人として名を馳せた彼ですが、ウィキペディアにたった一行、やや不名誉な事実が記されてます。
ハゲは平安京でも好まれんかったのか。
[平安を代表するピザ]
藤原朝忠 ---逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
父は右大臣、自身も中納言まで出世し、さらには三十六歌仙にも選ばれる栄誉。しかし...
どんだけ...。
[平安を代表するビ○○]
和泉式部 ---あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな
こちらは超メジャーな女流歌人。うーむ噂には聞いてたけど、
なにこの言われよう。
[左遷そして左遷]
春道列樹 ---山川に風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり
百人一首に歌が採られたのが不思議なほどのマイナー人物、その経歴は、
悪いことしたわけでもないのに、なにこの扱い。同情してまうわ...。
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