アブナイ仕事


競馬乗るのって、ほんま難しい。


きのう制裁を受けたので、今日の騎乗はほんま気を遣いました。目ん玉ばっちり見開いてとにかく真っ直ぐ、真っ直ぐ自分のラインをキープ。直線は絶対に大丈夫と思うまでムチを抜かない。


競馬の何が難しいって、道中ですよ。直線に入ればあとは追いまくるだけなので、むしろそっちのほうが簡単。


テレビの中継など見てたら、道中は同じ隊列のままずっと4コーナーまでなんとなく来てるように見えますが、実際は馬群がひしめき合って、馬と馬ぶつかり合って、いろいろと大変なのですよ。自分てものすごい危ないことしてるんちゃうか...と、たまに恐怖すら覚える。


しかしほんの少しでもスペース開けようものなら入られてしまうので弱気は禁物、内の馬をびっちりマークしつつ前の馬との間隔もギリギリに保たないといけません。それでいて、馬とは折り合いつけてスムーズに走らせるなんて、そんな一度にたくさんのこと出来るかい!


ほんま、道中の進め方こそがジョッキーの腕の見せどころなのですわ。