風が通り抜ける街へ

きらり光るゲームを発見しました。
次帰ったときは是非みんなで、とりわけクロ氏にはプレイしてもらいたいＰＳ２ソフト。
知ってるかもしれないけど

「ドライバー・パラレルラインズ」

というやつ。
基本的には、車の修理工である主人公が街を回って仕事をこなしていくんやけど、一歩間違うとエライ展開になってしまう。

自分の場合は、ゲーム開始直後にいきなりハンドル操作過って通行人をはねてしまい、怖くなったから逃げたら後ろからパトカーが猛スピードで追ってきて、だからこっちは信号無視で反対車線や歩道にも飛び出すなどして必死で逃げてたら、やはりというか交差点で乗用車と衝突してしまい自車は大破、しかしすぐに飛び降りてそこに置いてあったバイクを盗んで15の頃のように走り出すも、とうとう川の堤防で追い詰められる。
観念して両手を上げようとしたら自分を追ってきたパトカー２台、なんと止まりきれず勢い余って川の中へ突っ込んでいくではないか。
ラッキー今のうちに…
するとタイミング良くそこに路線バスが停車中、このまま乗客ごとジャックしちまえ！というわけで運転手を外に放り出してバスを発進。
この巨体ならばパトカー３、４台が体当たりしてきてもへっちゃら。しかし足が遅いのですぐに追い付かれてしまうのが欠点。なんとかこの街の包囲網をくぐり抜ける手段は…と考えてたらそこに鉄道の踏み切りが。
線路の上ならパトカーに出くわすこともない。我ながら良い考えだということで、線路の上を隣町へ向かい悠々と走り出していると、すると何やら上空でバラバラバラ…と音が。
何やと思って見上げると、警察のヘリコプターが近づいて来て、空から銃を乱射してきたではないか！そんなんアリ？
慌ててバスから飛び降り、線路から公道へ出るとそこにはパトカーの群れが待ち構えていましたとさ。
しかしここでギブアップする自分ではない。
１、２の３でパトカーへ向けてダッシュ！
相手が発砲してくる前に素早くパトカーに取り付き、中の警官を外へ蹴飛ばしてそのままパトカーを奪って逃走。
パトカーで逃走というのは見落としがちだが有効な手段。しかしそれはパトカーが１台だけの場合。このように何台もいては全く意味がなく、またもやパトカー４、５台引き連れてのカーチェイス再開。
するとまた川の堤防へと追い詰められてしまった。さっきのように止まろうかと考えたが、しかしスピードは時速100km、今から急ブレーキかけても間に合わない！このままでは勢い余って川に落ちてしまう。
どうせならさらに加速して、その勢いで川を飛び越え向こう岸に着地できやしないだろう
か…

というわけで最後の賭け。

アクセル全開、１２０km、川の堤防で踏み切ってジャーンプ！

…さすがに無理でした。
どこまでもリアルなこのゲーム、川を飛び越えるなどはマンガの話。
実際には向こう岸の崖に正面から激突し、車は川へ転落、主人公もそのショックでついにＨＰがゼロになり、ゲームオーバー。

交通ルール守ってチンタラ運転してては仕事できないので、どうしても荒技をつかわざるをえないんやけど、そうするとパトカーが現れて…。
難易度高い、このゲーム。
しかしゲームのクリアは二の次で、１番の楽しみは、実際の道路であんなことこんなことやるとどうなるのかなぁ…という好奇心を満足させてくれるところ。
ま、大概はケーサツのお世話になるんやけど。

ちなみに上の↑写真は、もし交差点の真ん中で立ち往生するとどうなるか…の実験結果。
横断中にコンタクトレンズを落としてしまい必死に探す主人公、その後ろには長蛇の車の列、そして警笛と罵声の嵐が…。
このゲームのリアルさには驚かされる。